アジア文化会館


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東京へは仕事の関係でよく来ます。それも某大手通信会社さんとの取引で。納品時期になると一週間くらい滞在するのですが、このあたり(文京区)は食べるところが少なくて、あってもやや割高感があるし、施設内にチケット制の食堂があるんだけど、なんだか物足りない・・・そんなこんなで普段は地階にあるピーコックかパン屋さんで済ませることが多いのですが、今日はお供が一緒なので近くにある「アジア文化会館」(なんでも通称ABKらしいが、これってアジア・ブンカ・カイカンの頭文字?)の学食にいってみました。ここは一般の方も自由に出入りができますが、やはり外国人学生が多く、一人で初めて入るにはやや気後れしてしまいます。
しかし、入ってみるとそこはやはり学食、懐かしさすら感じられます。ずらりと並んだテーブルとイス。ざっと50人収容といったところでしょうか。こざっぱりとしています。

メニューはなく、入り口のショーケースに本日の定食やらカレーやら麺類やらが並んでます。食券制です。値段は定食が580円で他のものも大体それくらい。施設の食堂の相場が700円台なので、割安感はあります。ただ・・・どうなんでしょう?タイ&ベトナムの現地の方が普段食べなれているような料理のように見えるんですが、これってやっぱり現地の味付けなんですよねぇ・・・日本人の私としては完食できるかが心配です。

厨房ではやはり外国人のおばちゃん二人が切り盛りしてます。

こちらは定食。豚肉と野菜の炒め物。なぜかかぼちゃの天ぷらが添えてあります。品数は少ないけどなかなかのボリューム。味も普通の炒め物ですが、具材の中にしゃくしゃくした食感のやまいも?タロイモ?のようなものが入っててなんだか新鮮です。

そしてフォー。これでもかといわんばかりに香草が盛られてます。一緒に出てきたのは焼き飯のようなものでしょうか。わたしは香草が苦手な方なので、見ているだけで食欲が失せてしまいます。で、ツレの方は苦手ではないかというと、
「初めて食べます」
「・・・」
えっ?30才にして初めての香草ですか?オレなんか学生の頃からトムヤムクンとか食ってみてゲーとか言ってたのに。んで、どうですか?初めての香草は?
「すいません。残してもいいですか?」
「・・・」
一口食べただけじゃん・・・。どれどれ、おいさんに食べさせてみなさい。
「・・・」
これはいままで食べた香草の中でもかなりの強者ですよ。もうすでにスープにまで香草の風味が移っててすっぱい!そして麺がスープを吸って量が増えてる!麺料理のファンタジーやーーーっ!そんなこんなで彼は焼き飯だけを大事そうに平らげ、厨房のおばちゃんたちに見つからないようにこっそりフォーを返却したとさ。おしまい。

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